GSB工法について

財団法人 日本建築センター評定工法

評定書

評 定 書

日本建築センター
「BCJ評定-FD0309-05」

特許証

特 許 証

特許庁
「拡底装置特許証」



GSB工法の特徴

日本で初めての工法

汎用の全周回転掘削機のケーシング先端部に拡大掘削装置であるGSBバケットを装着し、全周回転掘削機の回転トルクとGSBバケットの油圧伸縮アームを用いて孔底部を拡大掘削します。

非常に硬質な岩において拡大掘削

適用地盤はN値50以上の岩層とし、国土交通省土木工事共通仕様書に定める土および岩の分類書による軟岩及び中硬岩の範囲になります。

最大拡底径3000mm、最大傾斜角12度の築造可能

全周回転掘削機のケーシング外面からGSBバケットのアームを最大500mm伸張できるので、ケーシング径+1000mmとなります。

ケーシングの押し込み量とアームの伸縮量を1cm単位で管理することができるので、最大傾斜角12度の傾斜部の築造を可能とします。

拡底掘削の設備が簡易

GSBバケットは各軸部径に合わせたグリッパーとアーム用スペーサーを取り付けが可能であり、一台で軸部径1500・1600・1800・2000の4径に対応できる構造となっている。掘削土は、一般残土としてリサイクル可能

掘削土は、一般残土としてリサイクル可能

GSBバケットのアームに付帯する集土ブレードは、拡底掘削土を中心部に集める機能を持ちます。中心部に集まった掘削土はハンマーグラブとGSB底ざらいバケツにより排土されます。

各部名称と機能

掘削機械及び適用範囲

GSB工法における拡底掘削機は、あらゆる全周回転掘削機に対応する事ができ、軸部径+200mmから1000mmの拡底径を、拡底施工径の範囲とする。

拡底掘削を行うGSBバケットは、株式会社筑豊製作所を製造元とし、その仕様は、株式会社コトブキ産業の監修によるものとする。

その名称と機能は表-1の通りとする。

表-1 各部名称と機能

④グリッパー

全景(GSBバケット

⑤GSBアーム伸縮操作装置

GSBアーム

アーム先端には傾斜角12度に設定した7個の超硬ビットが配置され、油圧シリンダーで伸縮し拡底掘削を行う。また、支持地盤の硬度によっては一山と二山にしたビットを使い分けることができる。

集土ブレード

GSBアームの伸縮動作に連動し、拡底部の掘削土を中央部に集める。先端は、GSBアームの掘削爪と連動している。

グリッパー

4ヶ所設置されており、グリッパーを均等に張り出すことにより、GSBバケットをケーシング中央部に固定する。

④グリッパー

GSBアーム伸縮操作装置

地上にて操作を行う。右のレバーはホースリール用、中央のレバーはグリッパー用、左のレバーはアーム用である。グリッパーの張り出しについては抵抗値を参考にする。

⑤GSBアーム伸縮操作装置

GSBアーム伸縮操作装置

地上にて操作を行う。右のレバーはホースリール用、中央のレバーはグリッパー用、左のレバーはアーム用である。グリッパーの張り出しについては抵抗値を参考にする。

油圧ホースリール

油圧ホースの作業は、電動リールで行う。掘削長がGL-15.0mを超える場合は容量の大きいもので対応することができる。

施工手順

施工は次の手順で行います。

  1. ケーシングを回転圧入させながらハンマーグラブで排土を行い軸部を掘削する。
  2. GSBバケットを傾斜角起点の所定の位置にグリッパーを張り出すことによりケーシングの中央部にセットする。
  3. ケーシングの回転動力を使ってGSBバケットを回転させながらアームを伸長し傾斜部の築造を行う。
  4. 傾斜部築造時の掘削土の排土はハンマーグラブを用いて行う。
  5. 所定の拡底施工径までアームを伸長させた状態でケーシングを2周以上回転させることにより築造する。
  6. 立上部築造時の掘削土は底ざらいバケツを用いて行う。
  7. アームに付帯する集土ブレードを拡底施工径まで伸長した状態で2周以上回転させる。
  8. 底ざらいバケツを用いて中心部に集土されたスライムを除去する。

施工の流れ

施工手順図


【GSB工法】オールケーシング全週回転式 場所打ちコンクリート杭拡底工法

① 杭芯セット・ゲージ鉄板の設置

① 杭芯セット・ゲージ鉄板の設置

② 掘削機の据付

② 掘削機の据付

③ ケーシング建て込み

③ ケーシング建て込み

④ 掘削作業(掘削土の排出)

④ 掘削作業(掘削土の排出)

④ 掘削作業(掘削土の排出)

④ 掘削作業(掘削土の排出)

⑤ 支持層到達深度・掘削深度 確認

⑤ 支持層到達深度・掘削深度 確認

⑥ 支持層到達・杭先端支持層 土質確認

⑥ 支持層到達・杭先端支持層 土質確認

⑦ 拡底機 拡底径確認

⑦ 拡底機 拡底径確認

⑧ 拡底機セット(拡底部掘削)

⑧ 拡底機セット(拡底部掘削)

⑨ 拡底部削孔

⑨ 拡底部削孔

⑩ 底ざらえ

⑩ 底ざらえ

⑪ 孔壁測定

⑪ 孔壁測定

⑪ 鉄筋かご建て込み

⑪ 鉄筋かご建て込み

⑫ トレミー管建て込み

⑫ トレミー管建て込み

⑬ コンクリート打設

⑬ コンクリート打設

< 現場写真(上空から) >

< 現場写真(上空から) >

< 現場写真(上空から) >

< 現場写真(上空から) >



GSB工法研究会

GSB工法研究会会員

会社名 住所・TEL・FAX 代表者
設立
会員
株式会社
コトブキ産業
〒815-0083 福岡県福岡市南区高宮4-7-5
TEL:092-522-2941 FAX:092-522-2931
代表取締役
才田洋介
設立
会員
株式会社
双葉資材
〒158-0094 東京都中央区日本橋箱崎町18-12 T-GATE箱崎 5階
TEL:03-3707-3511 FAX:03-3707-6584
代表取締役
山口昌弘
設立
会員
植田基工
株式会社
〒567-0066 大阪府茨木市下井町11-3
TEL:072-643-0471 FAX:072-643-9495
代表取締役社長
植田正樹
設立
会員
徳川建設
株式会社
〒800-0115 福岡県北九州市門司区新門司3-67-13
TEL:093-481-1367 FAX:093-481-5355
代表取締役
徳川賢太郎
設立
会員
株式会社
進明技興
〒818-0114 福岡県太宰府市大字北谷4868-17
TEL:092-408-4108 FAX:092-408-4109
代表取締役
谷 清昭
正会員 司佐基工
株式会社
〒734-0026 広島市南区仁保2-5-22
TEL:082-285-3805 FAX:082-285-5146
代表取締役
佐藤秀人
正会員 日進基礎工業
株式会社
〒781-5103 高知市大津乙1762-1
TEL:088-866-4151 FAX:088-866-5400
代表取締役
高橋義人
正会員 株式会社
伊予ブルトーザー建設
〒799-3111 愛媛県伊予市下吾川947番地-1
TEL:089-982-0111 FAX:089-983-1141
代表取締役
今岡満州太郎

協会事務局
株式会社
コトブキ産業内

〒815-0083 福岡県福岡市南区高宮4-7-5
TEL:092-522-2941 FAX:092-522-2931

GSB工法評定取得会社

会社名
株式会社 コトブキ産業
代表取締役
才田洋介
設立年月日
平成3年10月5日
所在地
福岡市南区高宮4丁目7番5号
資本金
30,000,000円
建設許可番号
福岡県知事(一般)第63913号
取引金融機関
西日本シティ銀行(天神支店)
筑邦銀行(福岡営業部)

営業種目
地質調査
基礎工事業(オールケーシング全周回転式場所打ちコンクリート杭)